レポート

藤本由紀夫さんと小山邸

世界的な陶磁学者として知られる小山冨士夫(1900-1975)が晩年を過ごした自邸と花の木窯。遺族から土岐市に寄贈されたこの場所を市の協力で会場に使用できることになりました。
2月4日、土岐市内の候補地を藤本由紀夫さんが下見。陶磁器と関わり深い「音」を求めてのフィールドワーク。釉薬を粉砕するためのトロミルが藤本さんのプランを何らか引き出せるやも...??

土岐市役所の加藤課長の計らいで、「株式会社 カク甚化学」の先端技術を、水野清司社長に案内してもらうことになりました。下石に残る古いトロミルとは対称的で驚くことしきり。まさに大人の工場見学となりました。
土岐市内の候補地をみてまわり、ほっと一息つけたのはもう夜。大阪に帰る前の藤本さんと鰻で夕食。ここで、藤本さんが気に入ったという場所と作品構想をじっくり聞きました。

なるほど...藤本さんは、花の木窯の薪置き場の床面にタイルのインスタレーションをほどこしたいと。ひとり、そこにたたずみ、背後から聞こえてくる小川のせせらぎに耳を澄ませる...そこが、今回のフィールドワークで一番のサウンド・スポットだったとのこと。
現地で作家が何を考え、情報収集し、判断したのかを知る興味深い経験でした。

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Posted by 高橋 綾子

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