多治見駅から織部ストリート方面へ、多治見橋を渡ってさらに南下すると、控えめな赤い看板「中華亭」が見えてくる。入口は通りから細道に入った向きにあるので、ご注意。店内は、カウンター、テーブル席3席に小さな座敷。タタキの床といい、赤いカウンターといい、チビの時分に爺ちゃんと行った中華そば屋を思い出す。うーん、レトロな赤いカウンターに乗った中華そばは、どうして美味しそうに見えるんだろうか。
すでに中華亭峠店のレポートは済んでいるから、メニューについて詳しく述べる必要はないだろう。だって、「ごはん」に大小ある以外は一緒なんだもの。
注文しないでも間違いなく、唯一の麺メニュー「中華そば」が出てくるし、その外観も、あたりまえだが同じ。縁の赤いかまぼこやちょびヒゲのような海苔が懐かしさを醸し出す。スープを一口啜ると、あれえ、美味しいー! 美味しかったのです。このレポートはこれに尽きると言ってもいいぐらい鮮烈な印象。といっても、斬新な味というわけではない。むしろ突出のないのが長所で、見た目は黒いが醤油辛いこともなく、コクはあるのにごくさっぱりとしていて、珍しくスープを飲みきってしまった。後口もよく、もたれないので、帰途もご機嫌。麺はストレート細麺だが、博多ラーメンよりは太く、柔らかめである。峠店をレポートしたTさんによれば、峠店よりも若干柔らかめとのこと。ここで好き嫌いは分かれるかもしれないが、個人的にはスープの印象がそれを上回った。
さて、この本店は創業57年。二代目主人と奥様が先代の味を守っている。火曜日の11:30-15:00はレディースデイ(祝日除く)とのことで、女性に限り中華そば半額。麺がなくなり次第店じまいなので、火曜はとくに急いで行くべし行くべし。
(山本さつき)
店名 中華亭本店
住所 岐阜県多治見市御幸町2丁目
電話番号 0572-22-5729
定休日 水曜日
営業時間 11:30-麺がなくなり次第
おすすめメニュー 中華そば 600円
事例採集日 2008.6.27(金)